True peace, Warless world
SEYBO Peace Gallery
《平和祈念像》を制作した北村西望(1884-1987)は、2024年に生誕140年を迎えました。
日本を代表する近代彫刻家が、作品に込めた「真の平和 -true peace-」 への思いを受け継ぎ、
「戦争なき世界 -warless world-」となるよう祈りを込めて
北村西望に関する情報や作品を紹介します。
北村西望
Seibo Kitamura
1884(明治17)年 12月16日 長崎県南高来郡南有馬村(現 南島原市南有馬町)に生れる
1907(明治40)年 京都市立美術工芸学校彫刻科を卒業、東京美術学校(現 東京藝術大学)へ入学
1912(明治45)年 東京美術学校彫刻科を首席で卒業
1915(大正 4)年 第9回文展に「怒禱」を出品し、2等賞首席(最高賞)を受賞
1916(大正 5)年 第10回文展に「晩鐘」を出品し、特選首席を受賞
1921(大正10)年 東京美術学校教授に任命される
1938(昭和13)年 《板垣退助翁像》完成、国会議事堂内に設置
1945(昭和20)年 埼玉県秩父郡矢那瀬へ疎開し、旧作の補修中「石膏直付け」の新技法を考案
1953(昭和28)年 井の頭自然文化園内にアトリエ建設、《平和祈念像》制作開始
1955(昭和30)年 《平和祈念像》完成、8月8日長崎市平和公園で除幕式
1958(昭和33)年 文化勲章を授与される
1962(昭和37)年 東京都武蔵野市名誉市民となる
1972(昭和47)年 長崎県島原城址に西望記念館が完成、島原市名誉市民となる
1976(昭和51)年 皇居新宮殿に《天馬》を献納
1979(昭和54)年 南有馬町名誉町民となる、西望公園・記念館が完成
1980(昭和55)年 東京都名誉都民、長崎県名誉県民となる
1981(昭和56)年 東京都北区名誉区民となる
1987(昭和62)年 3月4日、満102歳で逝去